クリニックトラブル事例3 育成①
従業員を辞めさせたいという話を聞くことが最近増えたように感じています。
このような事態を避けるためにはどうすればよいのでしょうか。
大きく2つ方法があると思います。
(1)1つは採用時にクリニックにマッチした採用をすること。
(2)もう1つは育成すること。
だと考えています。
今回は「育成」についてお話したいと思います。
そもそもですが、採用した従業員の期待値が高いということが多くあるように思います。
特にパートやアルバイトの従業員については期待値が高い傾向があると感じています。
何と比べて高いかですが、「従業員がこのクリニックでどの程度責任を持って働きたいと考えているか」と比べてです。
パートやアルバイトを選択している時点で、責任を持ちたくない、責任を持つことができない状況である可能性が高いです。
採用の時点でこの感覚のズレは育成にも大きな影響をします。
事業主はレベル10を求めて育成しようとしているのに、従業員はレベル5を目指しているとすれば、
事業主は「なかなか成長してくれない、給与が高すぎる」と感じますし、
従業員は「そこまで要求されても困る、給与が割に合わない」と感じるわけです。
そしてお互いストレスを感じながら働くこととなります。
それは、どちらが悪いということではなく、当然そうなるということです。
どうすべきかですが、
結論から言えば、従業員に期待をし過ぎないということです(特にパートやアルバイトの方には)。
それが育成においては重要だと思います。
もちろん人によっては向上心が高い方もいますので、そういう方には期待値も少し高めでもよいと思います。
大事なことは期待をし過ぎないことです。
育成の中身については、次回にしたいと思います。