クリニック採用2

今回は、前回の重要ポイントをふまえ、

良い事例の求人票について、ポイントをご説明いたします。

 

①職種について

ハローワーク求人の場合は、職種は最初に表示される項目のため、

求職者に興味をもってもらい、応募へとつなげる最重要項目だと思います。

いわば、本のタイトルのようなものであり、簡潔でありながらイメージしやすくすることがポイントになります。

誰に、何を、どのように提供することによって、働く自分にどんなメリットがあるのか。

そうしたことを想像してもらえるような表現にしましょう。

▶正社員:クリニック窓口業務・未経験可・転勤なし

▶パート銀行窓口業務および内部事務・育児、介護配慮型

▶〇〇店の一般事務職/多様な働き方で未経験可

 

②仕事内容、勤務条件について

給与についてはもちろんですが、マストの勤務時間や日数など可能な限り詳細に記載できるとよいでしょう。

具体的な日数や時間帯表記にしましょう。

▶13:00~20:00内1日5時間~、週3日~可

▶就業時間について希望のある方はご相談ください と連絡を促すのもよいでしょう。

 

 従事していただく業務内容も詳細に記載しましょう。

「・受付業務 ・電話対応 」などのような抽象的な表現ではなく、

▶医師による医療業務の補助

▶患者の問診、各種検査の補助

▶点滴・注射

▶カルテの管理、整理業務

▶ベッドメイキング・清掃業務

▶診察の受付、案内業務や関連事務を行っていただきます。電話応対もあります。

▶レセプト作成業務。正確に業務実施していただくことを求めます。

など、具体的かつ未経験の方でもイメージのしやすい文言で記載するとよいと思います。

 

③必要スキル等について

上記の仕事内容、勤務条件についての補足内容になりますが、経験者が欲しいのか、未経験者でも可なのか、見せ方を変えて記載するべきです。

「経験者歓迎」や「実務経験ある方歓迎」といった文言では、中途半端で響かないことが多いでしょう。経験者にはやりがいやこれまでの経験がそのまま活かせることがわかるようにします。専門用語を使用することも一つの方法です。

 

▶正看護師免許、准看護師免許を取得している方

▶体力に自信のある方  ▶気配りができる方

▶長期勤務できる方歓迎  ▶ブランクのある方も可

 

未経験でもよいのであれば、どんな仕事をするのかということを極めて簡単な言葉で書く必要があります。求職者が一番不安に思う、自分にできるのだろうかという不安を打ち消す必要があります。教育指導体制がどのくらいあるのか、残業代がちゃんと出るのかなど記載できると信用度もあがります。

▶お客様対応は入社後の研修で習得可能です

▶お仕事中に困ったことがあっても相談・質問できるサポート体制が万全で安心です

 

③職場環境

何名くらいの職場なのかや男女比、子育て世代が活躍しているのかや

主たる活躍年齢層などがわかるとよいでしょう。

▶子育て中の方が大半です(お子様の急な体調不良でのお休みはお互いさまです)

 

可能な範囲で、スタッフの仕事の様子の写真を掲載すれば、こういう人達と働くんだ

ということが一目瞭然です。具体的な表現や写真に置き換えましょう。

 求人票に写真掲載がない場合は

▶仕事内容や職場の雰囲気をホームページの採用ページにてご覧ください

とURLなどを表記し、誘導してあげるとよいですね。

更衣室や貸与物の有無についても記載できるとよいでしょう。

 

また、現在働いている従業員の声を入れ、内部の視点で働く魅力をうったえたり、この職場でどんな仕事を任せてもらえるのかを目先と将来の視点で入れると、自身の経験が活きるのか判断できます。 

▶配偶者の扶養範囲内で就労することが可能です

▶子育て期はパートタイムで働き、その後フルタイムへ変更可能

 

上記ポイントをハローワーク求職票やHPへ記載することで、

求職者がどのように勤務できるかを具体的に考えることができ、志望の熱を高めることができるでしょう。

また、入社後「希望の職種内容と異なった」「シフトが合わない」などといったミスマッチも起こりにくくなります。

 

ぜひ一度、掲載内容の確認をお勧めいたします。